僕は子供の頃からアレルギーに悩まされていました。
当時はアレルギー性鼻炎という概念を知らなくて(医者も教えてくれなかった)、くしゃみ・鼻水が始まると、風邪だと思ってパブロンとかを沢山飲んでましたよ。
目先の苦痛や不快を解決することが健康管理だと思っていたあの頃。
たとえば、歯が痛くなったら、歯医者が大嫌いだったのでバファリン飲んで誤魔化したり。
だいたいこんなパターン。
・具合が悪くなったら、薬局で薬を買う。
・効かなかったら病院へ行く。
・それでも治らなかったら別の病院へ行く。
つか、これはゲンミツには健康管理ではない。笑
実際に「健康管理している」という意識もそれほど持っていなかったし。
それが、ある時期に、
「どうやら薬は病気を治してくれるものではないらしい」
と考えるようになりました。
で、意識して薬を遠ざけるようになってみたら、いろいろ調子が良くなってきた。
そこで初めて
「身体の不調は薬が治すのではなくて、カラダ自体が治してくれるものなんだ」
ということに気づくことができたのです。
「身体の不調は薬が治すのではなくて、カラダ自体が治してくれるもの」
今僕は、仕事を通じて、いろんな場面でこの話をしています。
そして、ほとんどの人は共感してくださいます。
しかし同時に、自分の日常生活に落とし込めている人は、多くはいません。
若い人は、かつての僕と同じように、ふだんは健康そのものに意識が向かず、調子が悪くなっても手が届くところには大体薬がある。それで不自由を感じない。
年齢が行っちゃった人は、すでに薬漬けにされてしまっているので、容易に習慣を変えることが難しい。
過度なストレスは、免疫力を下げます。
そして、たくさんの薬は、過度なストレスそのものです。
薬を上手に手放していけたら、それだけで免疫力は上がっていきます。
「本当の健康」は、一人一人の感覚ベースで決まるというのが、僕の基本的な考え方です。
要は本人にとって「良い気分」で毎日過ごせることが何よりも重要で、身体が健康でなければそれは得られないのです。
だから、心と身体の両方が大事なのです。
そういう面からすると、新型コロナウィルス騒動(あえてこのような表現をしています)は「本当の健康」に気づくことができるチャンスなのかも知れません。