食品添加物は”悪”なのか!?

(2023年8月28日のメルマガより)

読者の皆さんに、
質問です。

「食品添加物は、
 悪いものでしょうか?」

このメルマガを読んでいる方は、
人並みか
それ以上に
健康について
ご関心のある人でしょうから、

たいがい

「悪いに決まってる!」

とお答えになるでしょう。

でもね、
スーパーへ行けば、
パッケージに入った
工場で生産された食品が
山ほど並んでいるし、
それらにはほぼ全て、
なんらかの
化学物質が入っています。
そんな悪いものなら、
国は
規制するとかすればいいのに、
どうしてしないのでしょうか?
そこまで
わが国の政治や社会は、
おかしくなって
しまっているのでしょうか?

まぁ・・・

そういう面も、
確かにあります(笑)

ですが、
現実の生活において、
どう判断していくべきか考えてみると、
なかなか難しい。

毎日、
時間が来ればお腹は空くし、
忙しいし、
周りの人はみんな食べてるし・・・

気にし過ぎると
食べられるものが
なくなってしまうし・・・

さてそこで、
最初の質問の答え。

【食品添加物は、
 必ずしも悪いものではない】

という前提

このことは、
知識として知っておきましょう。

●いい面

・伝統的な食材。
 例えば「にがり」は食品添加物ですが、
 昔から豆腐の材料として
 知られています。

・保存料として。
 腐ったものを食べると、
 食中毒を起こします。(あたりまえだ)
 保存料のおかげで
 安全に長持ちさせられるのです。

・美味しくする。
 「味をごまかす」とも言いますが、
 マズイのよりウマイものの方が
 嬉しいですよね。(あたりまえだ)

・見た目をキレイに。
 色がキレイで、新鮮に見えると、
 気分よく食べられますよね。

僕が子供の頃、
昭和の時代は、
今ほど加工食品が
主流ではありませんでした。
食べ物やお料理の
ビジュアル的な印象は、
昔に比べて今の方が
鮮やかで、
華やかで、
美味しそうなイメージですね。
味の方も、
全体的に平均レベルが
数ランクUPしている感じがします。
それらを思うと、
昔よりも、現代の方が
良くなっていると思えます。
少なくとも、
僕のように食いしん坊な人にとって、
こと食生活に関して言えば、
昭和より
現代の方が
ハッピーに生きられる
世の中だと思います。

だから、
心の健康的には、
昭和より令和に軍配が上がりました。
(注:食事に関する生活面限定ですが)

では、
身体の健康についてはどうか?

ここは、
よく考えなければならない。

先ほど
「必ずしも悪いものではない」
と述べましたが、
逆に言えば、
これは悪い作用を
引き起こす可能性があることを
示唆しています。

●悪い面

・添加物には”副作用”がある

「世界一の嫌われ医師」
として有名な内海聡先生いわく、
添加物とは、
“お薬をうんと薄めたもの”
だそうです。
薬は、
自然界に存在しない
化学合成物質ですから、
服用すると
肉体にストレスを与えます。
それが副作用。
添加物の作用も、同じ。
もちろん、
薬に比べると、
その影響度合いはかなり低い。
でも、
それを
毎食毎食摂り続けるとどうなるか?
を想像してほしいのです。
化学合成物質は、
体内に蓄積されますから、
免疫系等への悪影響が出るのは
当然と考えてよいと思いませんか?

・キャリーオーバー

これは制度上の問題です。
加工食品の材料の中に、
別の工場で加工されたものが
含まれている場合、
その原材料を表示する義務がない
というルールがあります。
例えば、
ハンバーガーを例に挙げると、
そのハンバーガーのメーカーが、
ハンバーグを他所から仕入れて、
バンズに挟んで加工して
お店に並べるとなると、
原材料の表示としては
「ハンバーグ」
と書くだけでOKなんです。
消費者は、
そのハンバーグの中に
何が含まれているか、
知ることができません。
添加物の知識があって、
原材料表示を
チェックする習慣がある人が、
どれほど注意深く
「これは絶対に避けよう」
と頑張っても、
どうにもならないことがある。
ということです。
要するに、
究極的には、
一般消費者は
添加物のチェックができない
アンフェアな仕組みになっている
ということです。

・中毒性

わかりやすい例で言うと、
人工甘味料。
砂糖の数百倍、
種類によっては数万倍(!)の甘さを
味わわせてくれる人工甘味料は、
最近
アスパルテームに
発がん物質が含まれることを
WHOが正式に発表したことなどが
話題になっています。
しかし、
ここで言いたいのは
化学的なストレスではなく、
「甘い」と言う味覚に関わる
問題だという話です。
糖質ゼロなので、
砂糖や果糖のように
血糖値への影響はないのですが、
甘いという感覚は、
そもそも中毒性があって
常習性がつきまとうのです。
甘味料でなくとも、
化学調味料は全般的に
中毒性がある。
カップラーメンとか、
スナック菓子とか、
クセになりませんか?
そしてそれらは例外なく、
強い刺激を伴います。
すると、
自然のものを食べる時に、
本来備わっているはずの
感覚が鈍ってしまい
物足りなさを感じるようになる。
はい、
これで化学調味料中毒患者、
一丁あがり!
怖いですね〜

以上、

食品添加物の
「いい面」「悪い面」を
見てみました。
しっかり読んでいただいた方は、
これだけで
“食品の選び方”リテラシーが
向上したと思います。

今どきは、
一日三食コンビニで
生活している人が
珍しくないそうです。
これを毎日毎日10年、20年と
続けた結果・・・
深刻な病気が発症したとしても、
僕から見れば
不思議でもなんでもありません。

一時の快楽を求める食べ方、
NG。

何も考えずに
空腹だから腹を満たすというのも
NG。

基本的には
「美味しい〜っ」と心が喜んで、
そして
美味しく食べられたことに
感謝できれば、
(ここが大事!)
インスタント麺でも
ファストフードでも
OK。

これが、
僕の基本的なスタンスであり、
「健康自律力」の基本であります。

最後に
今回の記事の
インスピレーションをいただいた、
内海聡医師の動画リンクを
張っておきます。

「ほとんどパクリじゃん」

とか、
言わないでね〜(笑)

この記事を書いた人