コミュニティ・ラーニング、すなわちコミュニティをつくってその中で学ぶ手法において、その参加者に「承認」の姿勢があるのとないのとでは、学びの効果がまったく変わってきます。
ルールはただひとつ。
「お互いを否定・批判してはいけない」
このことさえ守っていれば、「承認空間」は生まれます。
批判しないことが、「相手の存在をまるごと受け入れる・人のすべての側面を受け入れて歓迎する」という姿勢に繋がり、するとその場が驚くほど居心地の良い空間に変わっていくのです。
僕は、自分の成長実感を感じられた経験を振り返ると、90%以上が承認空間でした。
いま、活動しているいくつかのコミュニティも、ほぼすべて承認文化が深く根付いています。
「承認」の価値、パワフルさはもっと注目されてよいと思うのですが、そこは日本人のDNAにとって当たり前すぎて、自覚が足りない人がほとんどだというところが面白いなぁとつねづね感じています。
これからの時代、「承認」は「和の精神」の価値の見直しにもつながる、ますます重要なキーワードになっていくと予想しています。