70年代に少年時代を送った僕は
いわゆるテレビっ子でした。
特撮・アニメのヒーローものが大好き。
ただ、僕はほかの子供と違って、
ヒーローに憧れるという感じは
あんまりなかったんです。
どちらかというと、
ヒーローがいて、
敵がいて、
ドラマがあって、
「このお話は最後どうなるんだろう?」
という物語全体に対して興味があったのだと思います。
つまり
その番組の世界をバクっととらえたい!
という
我が事ながら
だいぶん変わった少年だったようです。
さてそこで、
今回のテーマ「正義と悪」についてです。
正義と悪は相対的なものであり、
「絶対悪」というものはないと思っていました。
その考え方は基本的に変わっていませんが、
それでも今回のコロナ騒動を仕掛けた人たちは、
相当な「悪」であると僕は感じています。
『「悪」って現実にあったんだ・・・』
そんな感慨を抱いています。
たとえば
「戦争は悪か?」
というテーマについて考えた時
日本人は全体的に
「当たり前だ」
と思い込まされていますが
僕はそれほど思っていません。
戦争とは
国際間のゲームのようなもの。
本来は軍人同士が、
「民間人は傷つけない」というルールのもとに
戦うものです。
そのような前提で、
武力による勝敗を決定するというのが、
第二次大戦の前までの戦争の実態でした。
要するに、
戦争は本来
外交手段の一つなのです。
そもそも
戦争を根本的に否定するなのであれば、
武器をなくす努力を
人類全体で、すればよい。
でも、絶対に武器はなくならない。
・・・と、そういうふうに論理的に考えていくと、
【戦争そのものは「悪」ではない】
【武器商人・軍事産業という存在こそが最も巨大な「悪」である】
ということがわかるわけです。
ところが
戦後76年間、
戦争とはかけ離れた社会の中で生きてきた私たちは、
「世界の常識」から切り離されています。
僕自身、
戦争というものは自分とは関係ない世界のことだと
ずっと考えてきました。
2020年までは。
ところが、
コロナ禍と言われるインフォデミックが始まってから、
世界全体の見え方がガラリと変わりました。
この世界をお金で支配している
ごく限られた数の人間が
確かに存在している。
彼らは
軍事産業、
エネルギー産業、
情報産業、
医療、
製薬業界、
文化教育、
その他ありとあらゆる
システムの根幹を抑えているので、
これに抗うことは不可能。
厳しい現実を知ってしまった僕ですが、
実は、日本人は少し前まで
このことを知っていたということに、
最近思い至りました。
石ノ森章太郎先生の名作マンガ
「サイボーグ009」
をご存知ですか?
敵は
「ブラックゴースト(黒い幽霊団)」
と言います。
設定では武器商人ということになっています。
この組織は
最初から最後まで、
首領が出てきません。
前線基地のリーダー格や、
科学者、
敵サイボーグなどは登場しますが、
それを牛耳っている元締めは、影すら見せない。
まさに黒い幽霊!
子供の頃は、
敵の顔が見えないことに
フラストレーションが溜まったものですが、
大人になった今、
そしてコロナ禍の今、
この作品世界の深さがわかるようになりました。
70年代くらいまでのヒーローものや人気マンガに関しては、
「正義と悪」について
日本人として考えさせられるエピソードや設定が
挙げれば色々あります。
そしてコロナ禍の今こそ、このことは
とても重要な意味を持っていると思っています。
少しずつ発信していきますね。
今回は、
本当にお伝えしたいことまで書けませんでした。
次回、
「悪の正体」について
しっかりお伝えしていと思います。