すでに死語なのか!?「飽食の時代」

《めざせ!健康優良★くいしん坊_002》

飽食の時代

と言われるようになってずいぶん経ちます。

・・・あれ?

そういえば、
最近聞かなくなったかも?

もしかして、
すでに死語?(笑)

若い人は、
もしかしたら
ピンと来ないかもしれませんね。

昭和の終わり頃から
平成の初め頃までは
広く知られていた言葉だったような気がします。

「飽食の時代」とは

=「食べることに飽きるほど豊かな時代」

という意味です。

少し深掘りすると

1945年、
日本は戦争に負けて
もともと貧乏だったのが
さらに貧しくなり、
食べるものすら困る人が
国中にあふれかえっていました。

そんな絶望的困難な状況の中、
私たちのお父さん、お母さん、
おじいちゃん、おばあちゃん、
ひいじいちゃん、ひいばあちゃんが
歯を食いしばって頑張った結果、
20年くらいで復興を遂げ、
30年くらいでさらに勢いを増し、
40年経つ頃には
世界一の経済大国にまで
成長してしまったのです。

戦後の
日本が超貧乏だった頃を
知っている世代の人たちが
急激に変化する時代の
重要な側面を切り取って
「飽食の時代」
という言葉で表したのでしょう。

僕の死んだ父親は
戦前生まれ。
15歳で終戦を迎え、
ちょうど多感な時期、
日本が最も貧しい時代だったのです。

だから、
父は僕たち子供に対して
口ぐせのように

「今(高度成長時代の頃)ほど恵まれている時代はない」
「お前たちは恵まれすぎている」

などと言って聞かせていました。
僕は生まれた時から
食べることが大好きでしたから
父親のこの言葉は
まるで呪いのようで、
なんだか美味しく食べることが
罪であるかのような、
そんな思いを抱き続けるように
なってしまったのです。

まぁ、
今振り返ってみると、
この「呪い」は
僕にとって
よかったかもしれません。

なぜなら、
日本という国に
超・貧しい時代があったんだ
ということを、
繰り返し聞かされたおかげで
そのことについて
リアルに想いを馳せられるようになったからです。

さて、それでは
今の時代は、
本当に豊かなのでしょうか?

確かに
今の日本で
普通に暮らしている人が
飢え死にするような状況は
想像しにくいです。

では、

飢えなければ豊かなのか?

というと、
そんなことはないですよね。

現代日本は
今のところ
食糧が溢れていますけれども
利益を追求した企業と
国民の健康を無視した国によって
病気の原因になる食べ物だらけの
世の中になってしまいました。

そして
そのことが
国民に正しく知らされていない
という点に、
僕は大きな危機感を覚えています。

僕の情報発信が、
今後少しでも
皆さんの目覚めに
つながっていくことを
願っています。

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